春明はり灸院を開業して、早くも20年以上になろうとしております。
私が大学を卒業後、鍼灸を志すようになったのは、高校時代にストレスで十二指腸潰瘍を患った際に、医薬(西洋医学)で良くならなかった症状が、鍼灸を受けたところ短期間で全快できたことがきっかけでした。その頃よりユング心理学、気、ヨガなどの目に見えない心のエネルギーに興味を持つようになり、臨床に携わるようになってからは、人体の不思議な「経絡現象」に惹かれ、治療に専念するばかりではなく、”気”や”経絡”を少しでも科学的に証明したいと思うようになりました。
そんな折、友人の電気工学博士の「生体内の電子を抜きたければアースしてみれば…」という一言がきっかけとなり、「経絡をアースする…」という発想が生まれ、『BEET』という治療システムを考案し、経絡現象を以前より分かりやすく説明することができるようになりました。
また、”気”については、まだまだ科学的には説明のできない部分も多いですが、太極拳、瞑想、呼吸法などを通して、私自身が少しでも”気”を感ずることができるように努め、皆様のご指導を頂きながら臨床に活かせるようにライフワークとして取り組んでいきたいと思っております。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。