逆子治療は早産に対する患者さんの不安を考慮すると、30週目~35週目くらいが適当(早すぎると改善後にまた逆子に戻ってしまう)と思われます。産婦人科にて逆子に鍼灸治療を試みたデータを見てみても、改善率は7割を超え、安全であることから逆子の治療には鍼灸が有効であると分かるのですが、現状では婦人科医も妊婦さんも十分な認識を持たれていない場合が多いようです。
鍼灸治療をご希望の際は、担当医とご相談の上、同意のもとでのご来院をおすすめ致します。
婦人科系疾患の治療は、とくに月経困難症(生理痛、生理不順)、PMS(月経前緊張症)、逆子、つわり、更年期障害などに期待ができます。また、経絡バランスを整えることで手足の冷えが改善すると不妊症だった方が子宝に恵まれる場合も少なくありません。鍼の施術が怖いという方でも、BEET(経絡整体法)と、気持ちのいい温灸だけでも十分に効果が期待できますので一度ご相談ください。月経困難症(生理痛)やPMS(月経前緊張症)の場合は、生理の予定日より2~3日前に来院して頂くと変動経絡が把握しやすいので治療がより効果的です。
患者33歳/初産の女性/31週経過
逆子が心配で来院された妊婦さん。O-リングテストで左肺と右膀胱経の異常にダイオードを貼り、三陰交に灸頭鍼、至陰に灸をしました。治療後は胎児が激しく動く感じがすると言っておられました。3日おきに治療しましたが、3回目の治療後のエコー検診ではまだ逆子のままでした。治療に陰陵泉の灸頭鍼を加え、至陰は毎日ご自宅でも灸をするように指導しました。さらに2回治療をし、計5回の治療後に検診を受けたところ、逆子が治っており、無事出産されたと嬉しい報告を頂きました。
逆子治療は早産に対する患者さんの不安を考慮すると、30週目~35週目くらいが適当(早すぎると改善後にまた逆子に戻ってしまう)と思われます。産婦人科にて逆子に鍼灸治療を試みたデータを見てみても、改善率は7割を超え、安全であることから逆子の治療には鍼灸が有効であると分かるのですが、現状では婦人科医も妊婦さんも十分な認識を持たれていない場合が多いようです。
鍼灸治療をご希望の際は、担当医とご相談の上、同意のもとでのご来院をおすすめ致します。
患者32歳/会社員
生理痛がひどく、生理中は毎日鎮痛剤を飲まないと生活ができないくらいということで来院された方です。さらに、精神的に不安定でうつ傾向になりやすく、ストレスがかかるとすぐに下痢や便秘になってしまうとのことでした。
初診時の筋診断では右天枢・右帯脉に強い圧痛があり、BEETの経絡テストでは右肝経・左胆経・右三焦経に実の反応があったのでダイオードを使用しました。左腎にアース(-)、腹部・天枢・大巨に灸頭鍼をして治療しました。
2回目は生理の2日くらい前に来院して頂き、経絡テストを行うと左肝経・右胆経・左三焦経に実が変化していました。前回同様の治療をした後、3カ所に皮内鍼を貼り、1日3回程度ご自身で押すように指導したところ、生理後に「今回の生理は全く痛くなくて驚きました!」という嬉しいメールが届きました。
3カ月目からは生理の前だけに治療に来て頂くことにして、その分ご自宅で腹部をコンニャクを使用した温灸であたためることと、毎回異常反応があるツボを押すように指導しました。その後は体調も精神状態も安定し、6カ月目にはなんと待望の妊娠となり、「治療を少しお休みします!」と報告をいただきました。
▼治療後に届いた報告メール
当治療院は不妊症専門ではありませんが、生理痛や冷え性を改善することで、思いがけず妊娠につながった例は多くあります。また、うつ病で精神科へ通っていた方が、婦人科の治療で体調が良くなるにつれて、精神状態も改善されるケースもあります。こうしたことから、春明はり灸院では今後も、婦人科の不定愁訴・不妊治療に力を入れて取り組んで参りたいと思っております。
患者34歳/主婦/2児の母
元々は当院で腰痛の治療をされていた方です。ここ数年、生理の1週間くらい前になると、自分でコントロールができないくらいイライラして、旦那さんやお子さんにも当たってしまうようになり、病院にも行こうとは思ったものの、ホルモン剤や安定剤を飲まされるのではないか・・・とお悩みで相談をされました。 次の生理が始まる1週間前くらいに来院して頂き、BEETの経絡テストをしてみると、左心包経・右胃経に実の反応があったのでダイオードを使用しました。また、左脾経に(-)、右脾経に(+)のアース反応がありました。治療後に(-)反応のあった左脾経にロイヤルトップ、左心包経・右胃経にカルシウムを貼り、朝晩ご自宅でも押すように指導して終了しました。治療後は「なんだかとっても眠くなりました。」といって帰られました。
その後、例のイライラがくるかどうか、毎日楽しみ(?)に待っていたところ、「イライラが来る前に少し早目に生理が来てしまいました!」と驚いているご様子の報告メールを頂きました。 さらに次の生理もイライラが来る前に生理が来ました!とのことで、またイライラがひどくなった時は来院して頂くことにしました。
▼治療後に届いた報告メール
患者26歳/スポーツインストラクター
仕事を始めた頃から生理不順がひどくなり、3カ月生理がないと婦人科を受診してホルモン注射を打ってなんとかしのいでいた方でした。ある時4カ月生理が来ず、もう注射には頼りたくないと思い来院されたそうです。BEETの経絡テストでは右腎経・胆経・左三焦経に実反応がありダイオードを使用しました。また左腎経に(-)、右心包経に(+)のアース反応がありました。下腹部と仙骨部に灸頭鍼を施し、右腎経と左三焦経のツボをよく押すように指導すると、2日後に生理が来たということでとても喜ばれました。少し継続して通院するようにお伝えしましたが、仕事が忙しくてなかなか来院できないようで、2~3カ月生理が来ないと慌てていらしています。
患者40歳/主婦
生理痛と冷えがツライということで来院されました。 1回目と2回目の治療の際のBEETの経絡テストでは腎経・心経の実反応がありダイオードを使用しました。左腎経にアース反応があり、仙骨部に灸頭鍼をしました。 3回目に生理前に来院して頂くと、腎経のアース反応がとれ、今度は左肝経にアース反応、左胃経・右肝経に実反応が変化していたため、治療後に左肝経にロイヤルトップ、右肝経と左胃経にカルシウムを貼りました。ご自身でもよく押すように指導したところ、その後は痛みも腸のひきつるような症状もかなり改善したというご報告のメールを頂きました。
▼治療後に届いた報告メール
他の患者さんの例もそうですが、 生理前になるとホルモンの変化によって 経絡間の電気バランスがはっきり変化する場合が多いので、 平常時に2~3回治療して、生理直前に 経絡テストを行なってから治療をすると 効果が出るケースが多いようです。